Introductory text
1986年、GSAが生産終了。 1988年にはVISAの生産終了となり、 シトロエンのミドルレンジでは、またしてもAXとBXの間にギャップが生まれていました。 このギャップを緊急に埋める必要がありました。 1991年のはじめ、ZXが誕生し、見事にそのギャップを埋めることが出来ました。
プレスもお客様もすぐに、そのコンパクトでモダンなスタイル、非凡なロードホールディングを可能とする革新的なセルフステアリング・リアアクセル、後部座席のスライディング、その他のスマート機能などが、今後のセダンのスタンダードとなると理解しました。その優美なスタイルは、おおげさではなく、1990年代のコンパクトカーのドライバーに待ち望まれていたものです。 すぐにクーペとブレークも生産されたZXは、1992年から2014年にかけてシトロエンが初めて中国で生産を行ったクルマでもあります。 1997年下半期、欧州ではZXに近いモデル、クサラがこれに代わるクルマとなりました。